引き寄せの法則でよく聞くことが、「現実を見ない」ということです。

理想の自分思うに任せないが本当であり、目の前の現実は幻的な感覚で思考すれば、理想の自分を引き寄せやすくなれるというのです。

それはなぜなのかを自分なりに考えてみました。

否定的な自分が出てしまう

現実を見てしまうと、理想の自分になれるはずがないと考えてしまい、また現状の自分を引き寄せてしまう。

否定的な自分が前に出てきてしまい、「どうせ無理なんだ」とか「常識的に考えて、思考やイメージで現実を変えられるはずがない」という固定概念が出てきてしまうのです。

私が思うに、現実世界は洗脳されることが多いと思います。

足を引っ張る者たち

親の考え方を押し付けられることがあります。

親が成功者であれば素直に意見を聞いた方がいいですが、そうでない場合は、大抵理想論をいってきます。

我慢すれば良いことがある、同じ会社で長く勤めれば報いがある、気合いと根性で乗り越えろなど、大抵は世間体を気にした思考や自分の経験しただけの狭い範囲での理想を言ってきます。

もちろん、全てが悪いと言うわけではないのですが、親の考え方は、その当時の時代に合ったやり方だったかもしれません。

多様性を求められる時代に変わった現代では通用しないことがあるのです。

今では信じられないのですが、一昔前はオフィスで当たり前にタバコを吸っていることが多くありました。

今では喫煙室を設けられ、そこでしか喫煙を許されません。

時代は変わっていくし、その時代に合わせた思考ややり方があるのです。

親の言うことが100%悪いとは言いませんが、100%正しいと言うこともないのです。

テレビ

テレビは洗脳されやすいです。

映像で見せられることにより、強烈な印象が脳に残ってしまいます。

美辞麗句を並べられ、無意識的に人間としての正しい思考を植え付けられています。

また、人生の転落やどん底を演出したり、そこからどうはい上がっていくかなど、ドラマや企画番組で放送していますが、それはあくまで演出を盛り上げるためであり、すべてを鵜呑みにすることは危険なのです。

テレビに影響されて、親・友人・会社の人間など、身近にいる人たちから、経験したこともないことをさも現実的だと言わんばかりに説教してくる人もいます。

果たして、それが本当に正しいことなのか?

制作者側の意図があるのではないか?

そう考えることも大事だと思います。

身近にいる人たち

友人や知人、会社関係。

それらの人たちも注意が必要です。

上記で述べてきた親やテレビに関することと一緒で、影響を受けたことの押し付けや的外れな常識を語る人がいます。

しかも、深い考えからではなく、単にその時の感情や思いつきでアドバイスしてくる時もあるからタチが悪い。

変化を嫌う人

人間は往々にして変化を嫌います。

私の周りで多かったのが、タバコを止めようとする人がいました。

その人はタバコを止めようと変化しようとしていたのですが、他の喫煙者たちが「どうせ3日も持たないよ」「ほら1本やるから吸えよ」「我慢しても人生損するだけだぞ」などとタバコを止めようとする人に群がっていました。

結局その人は根負けして、また喫煙者に戻りました。

会社でも仕事の非効率な工程をもっと効率的なものに変えようとしたのですが、変化を嫌う人たちから猛反発を受け、実行できないことがありました。

人間の構造上、脳が変化することを面倒と感じることが原因の一つだと言われています。

今まで慣れ親しんだことを急に変えることに強い抵抗感を出し、変化することをあの手この手で邪魔してくるのです。

これが引き寄せの法則で理想的な自分に変化しようとすると、否定的な自分が出現してくるメカニズムなのかもしれません。

思考を変えることを続ける

環境に慣れてくる

人間は継続していけば、それが習慣化し常習化し慣れてきます。

慣れれば、それが当たり前になり、苦にならなくなります。

私は転職した時がそれでした。

慣れない仕事や環境に戸惑い、強い抵抗感や不安感でいっぱいになりました。

現在の転職先で約半年間勤めた結果、慣れてきて楽な気持ちで仕事ができるようになりました。

転職という形で無理やり変化せざるを得ない状況となりましたが、そのおかげで今までの自分の常識や思考を変えることができました。